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どうしておまえなんか 2 (米英仏)
 

朝が憂鬱なことは割といつものことだが、夜が憂鬱なのは大抵会う相手によって左右される。

今日は一人でふらりと飲みに出るつもりだった。
会議のホスト国が、夜に一人で出歩いても比較的安全な、馴染み深い国だったからだ。
漆黒の双眸が印象的なホスト国を誘ってもよかったのだけど、どうやら他のやつに先に誘われていたようだったので、気を遣わせても悪いと思ってやめておいた。

久しぶりに、前に行ってみてよかった店に顔を出すか、と考えていたとき、一番聞きたくなかった声に声をかけられた。


「ねえ、今日の夜暇だろ?付き合ってよ、18時にホテルのロビーで待ち合わせで」

会議を終えてすぐスーツを着崩すあたり、数日前の髭の言う通り、俺の教育は至らなかったらしい。
そして、さも行くのが当たり前、というその口調に、カチンときた。


「な、んだよいきなり!それに今日は・・・」

「何か約束でも?」

「あ・・・・ああ・・・」

「ふーん・・・・嘘だね」

「なっ!」

「君、嘘をつくのがヘタすぎるから、気をつけた方がいいんだぞ。」

「そ・・・んなん、おまえには関係ないだろ!それにたとえ用はなくても、一人で飲みたい気分のときだってあるし・・・別に断ったって」

「それなら最初からそういえばいいだろ?それを約束があるかのように取り繕うってことは、『俺と』飲むのが嫌だってことかい?」

「あ・・・・いや・・・・」

「・・・・・まあいいや、じゃあこれは君が嘘をついた罰ってことで。いいね?18時にロビーだよ、
俺はそれまで仕事だから携帯も出れないからね!」

「お、おい・・・・!」


言いたいことだけ言うと、あいつは走って会議室を出て行った。


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